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WiFi Body Scale WBS01
WiFi Body Scale WBS01 (JUGEMレビュー »)

乗るだけ無線体重計。i-phoneアプリに自動送信。クソ便利。
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『買いたい』…そんな言葉は使う必要がねーんだ
201106281542000.jpg
なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!

実際に会計を済ませて、もうすでに買ってしまってるからだッ!

だから使った事がねェーッ!

『買う』と心の中で思ったならッ!

その時スデに行動は終わっているんだッ!

『買った』とか『届いた』なら使ってもいいッ!
| - | 16:07 | comments(0) | - |
i-pad2欲しいな、、、
 どう考えてもいらないんだけど、i-pad2が欲しい。

そういうデジガジェ欲の波が押し寄せる時があるんだよねー。クソー、なんか買える理由が欲しい。そしたら速攻買うのに。

◎ゲーム→やらない
◎映画→AppleTVがある
◎web→i-phoneで十分
◎動画→AirplayでTVでOK
◎データ管理→MacbookとVAIOがある

やべー、どうひっくり返っても買う理由がねえええ!



あ、、、、あるとしたら電子書籍、、、か。
i-padで漫画が読めたら結構いいかもな。
お気に入りの本もいれておきたいかもしれん。

あとは、、、お絵描きソフト。これはやりたい。
ジャポニカの絵日記アプリつくったら売れると思うんだけど。
| before-i-phone | 14:33 | comments(0) | - |
Wi-Fi体重計と食事制限
頭じゃなく体で理解したッ!

73キロ台まで減ったからいちおう書いとく。
食事制限マジ効く。つうか、運動だけじゃ絶ッッッッ対痩せない。それだけは言える。

食事制限しはじめて、みるみる5キロ近く減ってビビった。

つうか、今まで最悪の食環境だったからな。その部分がすぐ反映されたのかもだけど。今までは食いたい時に食う。深夜も余裕。内容も2日でラーメン3杯とか、完全に終わってたもんな。そこの見直しができたのが大きかった。俺がやったのは

◎大盛り禁止
◎ラーメン控える
◎できるだけ夜は量を少なめ、炭水化物抜く

これだけ。まー、書くのは簡単、やるのは難しいんだけど、今んとこなんとか続いてる。

その立役者はなに、っていったらやっぱWi-Fi体重計だよ。

いわゆるレコダイってやつなんだけど、Wi-Fi体重計を使うとなにがいいって、体重をメモらなくていいってことだよ。もう、乗るだけ。ただ乗るだけで、i-phoneに体重と脂肪量とBMIが送られてくる。で、折れ線グラフとかで表示されてんの。これはホント便利だよ。モチベーションキープにもいい。

あと、使ってみていいな、と思ったのは、コンタクトとか外しててもいいってこと。朝起きてそのまま乗れること。目盛りを見なくていいのがいい。夜もベッドに入る前にただ乗るだけ。これが実にラクなんだよな。あれ、メモってるうちに1日書き忘れたとかで、なんか嫌になっちゃうけど。別にこれはそういうことすら気にせずにいい。ベッドの脇とか生活導線上に置いておいて、好きなときに乗ればいいだけ。メモとかノートとか筆記用具とか一切不要だし。


目標体重は70キロ切り。69.9キロになった時点でそれ以上減らすのはやめる。

いまこれに週15キロランとヘルシア緑茶、コッコアポを組み合わせてるけど、まー、こっからは結構キツそうだな。でも、がんばるぜー。

達成したら取り組み報告しよっと。

| before-ダイエット | 21:26 | comments(0) | - |
インファイト・インサイドワーク
 3週目の月曜。

やっぱ分が悪いのかなー。昨日も彼氏の家に行ったきり帰ってきてくんなかった。正面からの叩き合いだと、付き合ってた時間が長い分、向こうのほうが重みがあるんだろう。

情ってすごいもんだよね。普段は当たり前になっちゃうから、一層、いざ「別れる」って段になると、すごい心に押し寄せてくるもんがあるんだよな。そこらへんの感情の激しさってのもよく分かるし、そこは二人の間にしか分からないことではある。その激情には飲まれてほしくはないんだけど、ここは俺はタッチできない領域だから。

だからこそインファイト打ち合い作戦は不利かもしれないな。やっぱこっちの消耗も激しいし。いきおいベタ足になりがちな展開ではあるけど。俺のパワー不足っていうわけではないとは思うが、「対決」となると状況不利って感じ。

こういう打ち合いの中では「好きアピール」を被せていっても、あんま効かないのよね。重要は重要なんだけど、根元から当てないと。昇竜拳は根元から当てろ、って習ったでしょ。


すこうしインサイドワークも使っていくかな、と思いつつの3週目。少し冷静に、もちろん手を緩めるというわけではなく、すこしでも勝機を高めるため、射程距離を伸ばす。熱量はキープ、手法を凝らす。相手を後手に回らす作戦を一晩で練る。パンチをかわしてカウンターを打つ。攻略の筋道は一本じゃないもんな。止まりがちな足をひっぱたいてフットワークを軽く保つ。手数は多く、威力は重く、絡め手から寝技まで。策に溺れずやるべきことをやりきろう。



ちなみに諸説あるだろうけど、俺も恋愛ファイトスタイルで一番強いのはインファイトだと思ってます。打ち合いにならなきゃ最強。王道のストロングスタイル。

インファイト使いで肝心なのは距離の詰め方。これが練度の高い達人クラスになると全く気配を感じさせず一瞬で密着できるステップが出せます。そっからファイナルブロー撃つと大体ガード不能になるという。

増田で洒脱なエントリーあったから紹介しておきます。↓

JUGEMテーマ:恋愛/結婚

インファイト女の子は強すぎる

あるいは、俺がインファイト女の子に弱すぎる。

インファイト女の子ってのはあれだ、物理的、精神的共に妙に距離が近い女の子。ふつー、出会ってばっかりのときはある程度距離をとる。闘う意思があっても、ジャブを放ちつつ距離を測る。そこで手応えがあってはじめて踏み込むもんだ。これが、生来のインファイターとなると、そんなまどろっこしい事はしない。こちらのジャブを華麗にかわして(いや、かわしてすらいないかもしれない)、ボディーブロー一閃、こちらがくらっときたら、ストレート。これで試合終了。

最初のポイントはためぐち。出会って3分でためぐち。こっちはまだ丁寧語でしゃべってるのに、そんなこと気にしない。しかもあだ名までつけてくる。そのあだ名が果てしなく安易。イージーすぎるよそれは、つってもぜんぜん聞かない。そして、立ち位置が近い。パーソナルスペースって知ってる?つか、パーソナルスペースある?ってくらい近い。もう無理、近すぎるよそれ、っていうところからさらに一歩踏み込んだ位置に立つ。もうこうなったら相手の為すがまま。もうどうしようもない。さりげなく距離をとろうとしても、すっと詰めてくる。じゃあ、こっちから距離を詰めたらどうなるんだろうと思ったら相手の思うつぼ。今度はどうもしない。近いというか接触してる。ゼロ距離射撃。そして、こちらが距離を詰めたという既成事実

こうなったら選択肢は二つくらいしかない。棒立ちのままフィニッシュブローで倒されるか、向かっていってクロスカウンター。どっちにしろ負け確定。まあそれも悪くない。

インファイト女の子は強すぎる。

| before2 | 15:43 | comments(0) | - |
延長11回裏ツーアウト一点ビハインド、ランナー一塁打席おれ
 この13日の月曜深夜からの11日間の激動はすごい。

ほんとに心は千々に乱れる。
こういう機微は書き付けておかねーと。
長くて取り留めの無い個人的なメモだから読まなくてもいいです。


結局、あれなのよ。俺が好きになった子は彼氏がいて、っていうありがちな話でさ。

ほんで、年上の彼氏と一緒に住んでて、彼氏がとんでもない束縛魔である、ということでした。また彼女もそういうのにちょっと洗脳されてて、もうなんか離れられないっていう感じの設定で。結婚もよゆうで視野に入ってるということ。

おい、誰だよ、この脚本書いたのは。ちょっと出てこい。俺にハンデがありすぎるだろ。彼氏の話を聞いたのは、水曜日の皆既月食の夜だったんだけど。

「金曜の夜には彼氏が出張から帰ってきて、もうメールも見れなくなるからごめんね。」みたいな話になって、「カズくんのことは好きだけど、やっぱり彼氏とは離れられない」みてーな。「でも、またきっと会いにくるから。それまで待ってて」


で、土日は煩悶として過ごしてたわけなんだけど、日曜の夜に相談したいことがあるの、って突然メールが来て迎えにいった。

長くて正直な話だった。そして思ったより意外な展開になった。曰く

彼氏が出張から帰ってきて、嬉しいって感覚が全くなかった自分に気づいた。マインドコントロールが解けた気がした。気持ちがすごくニュートラルになれたのが嬉しかった。メチャクチャ引き止められてるけどいまは彼氏と一緒に住みたくない。けど、ひとり暮らしするまでまた一緒に住んだらまたもとに戻っちゃう、だからカズくんがよかったらしばらく一緒に住みたい。でも彼氏のことは忘れられないし、今回話し合ったことで、彼氏があたしのことをどれだけ大事にしてくれたこともよく分かった。でも気持ちはそんなにすぐには切り替えられない。だからカズくんとすぐに付き合うってことも思えない。でも最初はそんなつもりもなかったけどカズくんがメールくれるたびにすごく胸がキュンキュンするし、すごく会いたくなる。月曜日のことがなければあたしはまだずっと彼氏のもとで食事を作ったり洗濯物をたたんだりする生活をしていたんだと思う。だからこの一週間はすごく不思議で濃い時間を過ごしてる。

俺も同じ気持ちだった。すごく嬉しくて、もちろん一緒に住むことにした。いままで誰かと住みたいなんて実は思ったことがなかったし、結婚してた時だってそう思ってたのかもしれない。でも今回はほんとにそう思ってさ、俺自身もびっくりした。こんなことあるんだ。俺はだからキチンとベストを尽くして彼女の気持ちをゆっくりほぐして、いい関係を育んでいこうと決意したのが日曜日の夜だった。


でもこっからも激動シーソーゲームが続く。
月曜日にはまず、彼女が荷物を取りに行く、って話だったんだけど、彼氏がいない間に荷物を運び出せない、いろんな思い出が去来して足が止まっちゃってどうしようもない、っていうわけ。それは分かる。長く住んでたらいろんな感情が生まれるもんな。部屋に染み付いてるんだよ。かと言って俺も譲れない。辛いとは思うけど、その部屋にあるのはそれっぽい残響音だけだ、って言って。んで揉めたけど、なんとかスーツケースを持ってでてきてくれた。そして迎えに行って俺の部屋に連れて帰った。

それで月、火、水までは一緒に住んだ。鍵も渡した。彼女は学校あるし、俺は仕事だから会えるのは夜だけなんだけど、いろいろ話したし、いっぱいセックスもした。たまに感情が揺れて、やっぱり彼氏が、とかそういうことを言われると俺もすごく悲しくなったりもした。定着してくれればいいのに。やっぱスーツケース生活されてるとこっちもすごく落ち着かない。だっていつだって荷物全部もってすぐ出かけちゃえるんだからね。



そして昨日、木曜日の夜。



「信じて待ってて」て、メールが来て、彼女は帰ってこなかった。
「自分の気持ちともっと時間をかけて向き合って決めます。だから、なるべくあたしのことを忘れててほしい。あたしも頑張る、よ。」




延長11回裏ツーアウト一点ビハインド、ランナー一塁打席おれ。
でもさ、ここで痺れてるわけにはいかねーんだ。
打たなきゃだめだ。すくなくとも同点に持ち込まないといけない。


キツいよなー。恋愛ってこんな心が締め付けられるもんなの?


でも、この感覚は忘れずにいたい。
生涯でたぶん何回もないぞ、この気持ちは。
結末はどうなるかは誰も分からない。

JUGEMテーマ:恋愛/結婚
| before2 | 12:15 | comments(0) | - |
ソーシャルネットワーク
 FaceBookはじめたけど、これなんかあれだね。他のネットワークサービスに繋げまくれるから、下手すっとプライベートがダダ漏れすんねー。

俺の場合は、


FaceBook オフィシャル運用。顔出し、本名、会社とか取引先とか全公開。

Flickr   写真公開用。FaceBookに連動。Twitterにも連動。eye-fi運用。
   
4square   位置ゲー。FaceBookに連動。Twitterにも連動。

Twitter  プライベート設定。リア友用。あんま会社の人とかには見せたくないなー。

Nike+   プライベートランニングレポート。

JUGEM  感情ビフォーアフターはガチ日記なので。ネットでアノニマス運用。

Tumblr  エロ運用だからなー。個人的にはTumblrは大好き。


ケータイ写真は、メールでFlickrとTwitterに同時にアップロードされる。
TwitterとFaceBookは連携は外してる。
でもFlickrはFaceBookとアクティブにしたので同期するはず。
ややこしい。

んでFaceBookからTwitterには逆流できないようにしてる。
アカウントもビミョーに変えてる。

まー、俺的にはネットで観てるひとにはなんでも見せてもいいんだけどな。
| before2 | 11:14 | comments(0) | - |
クレオパトラと電流恋愛
 この恋愛うまくいかなかったら、彼女の名前をつけたネコでも飼おうかな、と思うくらいになってしまった。いかんー。そうだよなー。不安を答えに変えてしまうのは俺の悪いくせ〜。

ど、どうなるんだ。俺の明日はどっちだ!?

今回は電流の話。

こういうのってなんだろね。人生で1、2回くらいしかないんじゃないのかな。一回目は俺が高校生の時に大学説明会の会場で隣の席になった他校の子だった。そんときも電流走った。それが16年前と考えると、大体それくらいのペースででてくるのかな。そうなってくると人生、結婚とかで考えるとやっぱ1、2回だよな。

そりゃカワイイな、って思う子はいっぱいいるけど、そういうのとは違う次元のレベルで惹き付けられる経験って、もしかしたらタイミングなのかもしれないけど、そういうのって、ほっとんどない。

そりゃ付き合ってる中で段々好きになってく、ってのもあるけど、いまはそんなこと思えないなー。いまは彼女にもらった写真みてため息の生活ですよ。ツレに写真見せて話したら、「これは国が傾くくらい可愛いな」だって。笑った。俺が古代ローマだったら速攻傾国してるわ。



TUMBLRで流れたたんで大事そうなんでなんでこっちに抜粋掲載。

* 人に好かれる六原則
o 誠実な関心を寄せる。
o 笑顔で接する。
o 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
o 聞き手にまわる。
o 相手の関心を見抜いて話題にする。
o 重要感を与える―誠意をこめて。

JUGEMテーマ:恋愛/結婚
| before2 | 15:51 | comments(0) | - |
4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
 四月のある晴れた朝、原宿の裏通りで僕は100パーセントの女の子とすれ違う。 
たいして綺麗な女の子ではない。素敵な服を着ているわけでもない。髪の後ろの方には寝ぐせがついたままだし、歳だっておそら くもう三十に近いはずだ。しかし五十メートルも先から僕にはちゃんとわかっていた。

彼女は僕にとっての100パーセントの女の子なのだ。彼女の姿を目にした瞬間から僕の胸は不規則に震え、口の中は 砂漠みたいにカラカラに乾いてしまう。あるいはあなたには好みの女の子のタイプがあるかもしれない 。例えば足首の細い女の子がいいだとか、やはり目の大きい女の子だなとか、絶対に指の綺麗な女の子だとか、よくわからないけれど ゆっくり時間をかけて食事をする女の子にひかれるとか、そんな感じだ。僕にだってもちろんそんな好みはある。レストランで食事をしながら、隣りのテーブルに座った女の子の鼻の形に見とれたりすることもある。しかし100パーセントの女の子をタイプファイすることなんて誰にもできない。彼女の鼻がどんな格好をしていたかなんて、僕には絶対に思い出せない。いや、鼻があったのかどうかさえうまく思い出せない。僕が今思い出せるのは、彼女はたいして美人じゃなかったということだけである。なんだか不思議なものだ。

「昨日100パーセントの女の子と道ですれ違ったんだ」と僕は誰かに言う。「ふうん」と彼は答える。「美人だったのかい?」 「いや、そんなわけじゃないんだ」「じゃあ好みのタイプだったんだな」「それが思い出せないんだ。目がどんな形をしていたかとか、胸が大きいか小さいかとか、まるで何も覚えていないんだよ」「変なものだな」「変なものだよ」「それで」と彼は退屈そうに言った。「何かしたのかい、声をかけるとか、あとをついていくとかさ」「何もしない」と僕は言った。「ただすれ違っただけさ」

彼女は東から西へ、僕は西から東に向けて歩いていた。とても気持の良い四月の朝だ。たとえ一二十分でもいいから彼女と話をしてみたいと僕は思う。彼女の身の上を聞いてみたいし、僕の身の上を打ちあけてもみたい。そして何よりも、一九八一年の四月のある晴れた朝に、我々が原宿の裏通りですれ違うに至った運命の経緯のようなものを解き明かしてみたいと思う。きっとそこには平和な時代の古い機械のよう な温かい秘密が充ちているに違いない。我々はそんな話をしてからどこかで昼食をとり、ウディー.アレンの映画でも観て、ホテルのバーに寄ってカクテルか何かを飲む。うまくいけば、そのあとで彼女と寝ることになるかもしれない。可能性が僕の心のドアを叩く。僕と彼女のあいだの距離はもう十五メートルばかりに近づいて いる。さて、僕はいったいどんな風に彼女に話しかければいいのだろう? 「こんにちは。ほんの三十分でいいんだけれど僕と話をしてく れませんか?」 馬鹿げてる。まるで保険の勧誘みたいだ。「すみません、このあたりに二十四時間営業のクリーニング屋はありますか?」これも馬鹿げてる。だいいち僕は洗濯物の袋さえ持ってはいないではないか。あるいは正直に切り出した方がいいのかもしれない。「こんにちは。あなたは僕にとって100パーセントの女の子なんですよ」 彼女はおそらくそんな科白を信じてはくれないだろう。それにもし信じてくれたとしても、彼女は僕と話なんかしたくないと思うかもしれない。あなたにとって私が100パーセントの女の子だとしても、私にとってあなたは100パーセントの男じゃないのよ、と彼女は 言うかもしれない。そういう事態に陥ったとしたら、きっと僕はおそろしく混乱してしまうに違いない。僕はもう三十二で、結局のところ年を取るというのはそういうことなのだ。

 花屋の店先で、僕は彼女とすれ違う。温かい小さな空気の塊りが僕の肌に触れる。アスファルトの舗道には水が撒かれていて、あたりにはバラの花の匂いがする。僕は彼女に声をかけることもできない。彼女は白いセーターを着て、まだ切手の貼られていない白い角封筒を右手に持っている。彼女は誰かに手紙を書いたのだ。彼女はひどく眠そうな目をしていたから、あるいは一晩かけてそれを書き上げたのかもしれない。そしてその角封筒の中には彼女についての秘密の全てが収まっているのかもしれない。何歩か歩いてから振り返った時、彼女の姿は既に人混みの中に消えていた。



もちろん今では、その時彼女に向ってどんな風に話しかけるべきであったのか、僕にはちゃんとわかっている。しかし何にしても あまりに長い科白だから、きっと上手くはしゃべれなかったに違いない。このように、僕が思いつくことはいつも実用的ではないのだ 。とにかくその科白は「昔々」で始まり「悲しい話だと思いませんか」で終わる。



昔々、あるところに少年と少女がいた。少年は十八歳で、少女 は十六歳だった。たいしてハンサムな少年でもないし、たいして綺 麗な少女でもない。どこにでもいる孤独で平凡な少年と少女だ。で も彼らは。この世の中のどこかには100パーセント自分にぴったりの 少女と少年がいるに違いないと固く信じている。ある日二人は街角でばったりとめぐり会うことになる。「驚いたな、僕はずっと君を捜していたんだよ。信じてくれないかもしれないけれど、君は僕にとって100パーセントの女の子なんだよ」と少年は少女に言う。少女は少年に言う。「あなたこそ私にとって100パーセントの男の子なのよ。何から何まで私の想像していたとおり。まるで夢みたいだわ」 二人は公園のベンチに座り、いつまでも飽きることなく語りつづける。二人はもう孤独ではない。100パーセント相手を求め、100パーセント相手から求められるということは、なんて素晴らしいことなのだろう。しかし二人の心をわずかな、ほんのわずかな疑念が横切る。こんなに簡単に夢が実現してしまって良いのだろうか、と。会話がふと途切れた時、少年がこう言う。「ねえ、もう一度だけ試してみよう。もし僕たち二人が本当に 100パーセントの恋人同士だったとしたら、いつか必ずどこかでまためぐり会えるに違いない。そしてこの次にめぐり会った時に、やはりお互いが100パーセントだったなら、そこですぐに結婚しよう。いいかい?」「いいわ」と少女は言った。そして二人は別れた。しかし本当のことを言えば、試してみる必要なんて何もなかったのだ。彼らは正真正銘の100パーセントの恋人同士だったのだから。そしておきまりの運命の波が二人を翻弄することになる。ある年の冬、二人はその年に流行った悪性のインフルエンザにかかり、何週間も生死の境をさまよった末に、昔の記憶をすっかり失くしてしまったのだ。彼らが目覚めた時、彼らの頭の中は少年時 代のD・H・ロレンスの貯金箱のように空っぽだった。しかし二人は賢明で我慢強い少年と少女であったから、努力に努力をかさね、再び新しい知識や感情を身につけ、立派に社会に復帰することができた。彼らはちゃんと地下鉄を乗り換えたり、郵便局で速達を出したりできるようにもなった。そして75パーセントの恋愛や、85パーセントの恋愛を経験したりもした。 そのように少年は三十二歳になり、少女は三十歳になった。時は驚くべき速度で過ぎ去っていった。そして四月のある晴れた朝、少年はモーニング・サービスのコーヒーを飲むために原宿の裏通りを西から東へと向い、少女は速達用の切手を買うために同じ通りを東から西へと向う。二人は通りのまんなかですれ違う。失われた記憶の微かな光が二人の心を一瞬照らし出す。彼女は僕にとっての100パーセントの女の子なんだ。彼は私にとっての100パーセントの男の子だわ。しかし彼らの記憶の光は余りにも弱く、彼らのことばは十四年前ほど澄んではいない。二人はことばもなくすれ違い、そのまま人混みの中へと消えてしまう。悲しい話だと思いませんか。


僕は彼女にそんな風に切り出してみるべきであったのだ。



禁断の全文抜粋

| before2 | 11:36 | comments(4) | - |
皆既月食の夜とムーディーブルース
 完全に恋患いです。ほんとうにありがとうございました。

とりあえず、今思ってることは書いとく。日々の流れはうたかたにして気持ちは消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし。っつうくらい方丈記か俺かっつうくらいに、心は変わっていく。そんな機微をタイピングするためにあるのがこういうブログサービスなんだろう。

こんなに心が動いたのは15年ぶりくらいだよ。村上春樹の小説に100%の女の子とすれ違う小説があったけど、そのレベルで彼女は俺の理想のタイプ。このジャストミット感!まるで吸い込まれるように伸びのある速球が俺の心に突き刺さった。思い出してはため息、メールに煩悶して一喜一憂、また思い出しては身悶え、みたいな。なんなら、これは!恋する乙女とは俺のことです。この魂の震えはFIL、つまりフォーリンラブ的でSSY。えーと、好き過ぎてヤバイ。「とりあえずキープ」とか「同時攻略」とかそういう発想がスッ飛ぶフルスイング感。

うおお、とか思って、いてもたってもいらんねー、腕立て、腹筋、懸垂、近所走り回ったりとかするレベル。やっぱバッカス神の酒パワーで口説いた部分もあるんで、その点逆に後悔みたいな。ワンナイトで済む問題じゃないぞ、こればっかりは。そのあたりのケアは入念にしまくらなきゃ、でもあまりメールしすぎてもウザがられるかも、みたいなありがちなジレンマループに陥ってたんだけど。



ここでサプライズ。


メールが来て「ね、これから行っていい?」って。

なにこの如月群真的展開は!想像の斜め上の展開。もちろんダメな理由なんて一個もないんで、速攻迎えに行ったよ。ほんとうに感激した。ずっと忘れねーわ、これ。

ほいだら彼女遠いのにタクシーで来てくれて、そっと腕組んできてさ、肩にあごを乗っけて「今日いちにち考えてたらもうすっごく会いたくなっちゃって、、、ごめんね」だって!いやいやいや、なにこの神展開。俺もまったく同じ感じだったよ。マジでムーディーブルース出すとこだった。出せるんなら出してた。

それでコンビニでお酒買って家で飲んで、話してキスとかした。すげー不思議な気がしたよ、俺んちにこんな可愛い子が突然会いに来てくれるなんてな。超いっぱい話した。いままでの話、これからの話。なんでこんなに話して聞いたのか気づいたら朝だったよ。もちろん春樹小説ばりにいっぱいセックスもしたよ。

じゃ、オメー、これで恋愛成就じゃん。よかったじゃん。って思うだろ。俺も最初は思った。こんな完璧な100%の子と両想い。想いは伝わるもんじゃん。この愛を大事に育てればいいんじゃないかと。繋いだ手の中に幸せは生まれるんじゃないかと。


でもね、でもこの話には続きがあるんだよ。どうして最近俺はこういうエピソードに事欠かないのかね。それが望むと望むまいとに関わらずな。


その続きはまたあとで。



というか。この続きはどうなるか、分からない。俺のこれからの人生でどう関わっていくのか。少なくとも俺は人生のイベントの前に立ったんだと思うわ。

俺はどう動くのか、動けるのか。俺の意思がどこまで通じるのか。できることはベストを尽くすのみだよ。傍観はできねー、ゲームのムービーみたいにスキップもできねー、セーブもできねー、死んだら生き返れねー。この物語の主人公はほかならない俺自身だ。


JUGEMテーマ:恋愛/結婚

| before2 | 17:37 | comments(0) | - |
トップサイダー
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裾を適当にまくって履くだけで、なんかイマドキ風になる。安いしな。

あとTシャツとズボン買ったどー。

身だしなみは重要!髪も切ってきた、って分かりやすいな、俺も。

とりあえずやれることはやろーっと。
| - | 23:06 | comments(0) | - |
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