2006.12.31 Sunday
電話のベルと大晦日と2006年
大掃除終わった。いや大掃除、というにはおこがましいな。少し念入りな掃除、というほうが適当かもしれん。もう細かいところの掃除は無理だ。面倒臭すぎる。この大晦日、年が暮れゆこうとしている中、網戸のサッシの隙間をブラシで掻き出してる暇はねーよ。いや、あるんだけどそういう気分じゃねーんだ、俺は。
つうことで、あと6時間ちょっとでいよいよ2006年も終わり。
ワイワイ騒ぎたい奴らはクラブで、居酒屋で、馴染みのバーのカウンターで、カウントダウンパーティの準備に向けてるとこだろうし、ゆっくりとカップルで過ごしたい奴らは大掃除が済んだきれいな部屋で年末の番組を並んで見るんだろうし、ちょっと気の利いてる奴らならスノボーやら海外やら旅行先での新年を迎える奴もいるだろう。もちろん、里帰りしたり、家族と一緒に過ごす奴もいる。当然仕事の奴だっている。人それぞれ、それぞれひとつのライフ、それぞれが選んだ年の瀬ライフ。
俺?
俺はフォーシーズンホテルでエグゼクティブスイートのバスタブにゆっくりと浸かりながら、美女とピンドン開けてどんちゃん騒いでセックスすることにするよ。来年こそは。
さて今年はこれから、DSマリオで取り逃したスターコインを集めて、緑のたぬきでも食いながらブログを更新しようかな。あれ、おっかしいな、どこで間違ったんだろ。この年の瀬ライフ。
ま、ええは。
全ては来年だ。今年のことは今年に置いていって、年明けからベストを尽くせばいいんだ。まずはビールだ。
ビールを半分ばかり飲んだところで電話のベルが鳴りはじめた。
「出てくれよ」と僕は居間の暗闇に向かってどなった。
「嫌よ。あなたが出てよ」とクミコが言った。
「出たくない」と僕は言った。
答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。僕もクミコもそのあいだ一言も口をきかなかった。僕はビールを飲み、クミコは声を立てずに泣きつづけていた。
僕は20回までベルの音を数えていたが、それからあとはあきらめて鳴るにまかせた。いつまでもそんなものを数え続けるわけにはいかないのだ。
では・また・来年
つうことで、あと6時間ちょっとでいよいよ2006年も終わり。
ワイワイ騒ぎたい奴らはクラブで、居酒屋で、馴染みのバーのカウンターで、カウントダウンパーティの準備に向けてるとこだろうし、ゆっくりとカップルで過ごしたい奴らは大掃除が済んだきれいな部屋で年末の番組を並んで見るんだろうし、ちょっと気の利いてる奴らならスノボーやら海外やら旅行先での新年を迎える奴もいるだろう。もちろん、里帰りしたり、家族と一緒に過ごす奴もいる。当然仕事の奴だっている。人それぞれ、それぞれひとつのライフ、それぞれが選んだ年の瀬ライフ。
俺?
俺はフォーシーズンホテルでエグゼクティブスイートのバスタブにゆっくりと浸かりながら、美女とピンドン開けてどんちゃん騒いでセックスすることにするよ。来年こそは。
さて今年はこれから、DSマリオで取り逃したスターコインを集めて、緑のたぬきでも食いながらブログを更新しようかな。あれ、おっかしいな、どこで間違ったんだろ。この年の瀬ライフ。
ま、ええは。
全ては来年だ。今年のことは今年に置いていって、年明けからベストを尽くせばいいんだ。まずはビールだ。
ビールを半分ばかり飲んだところで電話のベルが鳴りはじめた。
「出てくれよ」と僕は居間の暗闇に向かってどなった。
「嫌よ。あなたが出てよ」とクミコが言った。
「出たくない」と僕は言った。
答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。僕もクミコもそのあいだ一言も口をきかなかった。僕はビールを飲み、クミコは声を立てずに泣きつづけていた。
僕は20回までベルの音を数えていたが、それからあとはあきらめて鳴るにまかせた。いつまでもそんなものを数え続けるわけにはいかないのだ。
では・また・来年