2010.07.25 Sunday
ビフォーアフター最終回
最後に言うけど、俺、実は結婚してたんだよね。
去年の8月に。
でも昨日、離婚届けに判子と、誓約書を書いてきた。
やり直せる機会はもらっていたのに。最後の最後まで、完全に終わってしまうまで気がつかなかった。見えない愛に支えられていたことに気づかなかった。
責任を取らずに逃げに逃げに、自尊心だけが膨らんで、追求されると開き直る最悪の人間を、ずっと待ってくれてたというのに。
だから、もう適当な生き方はやめるよ。
終わったからこそけじめをつけないと。なんのための人生か分からない。これからは奥さんが俺に求めていた生き方を身につける。もう隣にいなくても。
ちゃんと前を向いて、これからの彼女の幸せを祈ることができるように。
【あとがき】
射精後の感情の違いを「前和史」と「後百太郎」というふたつの人格で日記を書いたら面白いかな、と思ってはじめたのがこの『感情!ビフォーアフター』でした。
だから前と後の連名日記。
前和史は、本能、欲望、鬼畜で軽妙な語り口。後百太郎は柔和で穏やかなキャラクターを設定して、日々のよしなしことを本音で書いていくつもりでした。
5年間の中で、ほとんど前和史しか登場しなかったけれどもね。前和史として好き勝手なこと書いてるほうが楽しかったし、そのうちキャラクターのつもりがいつのまにかパーソナリティになっていました。
ただ、本音だけで語ると暴走するんだね。
思ったことを一部だけフューチャーしたら前和史なら「はwwwマジ女がどうなろうと俺の人生には関係ねーしwww」とか書けちゃうんだよ。でもそれを書いたらブログ内だけでなく実生活にもリンクしてくる。こんなネットの片隅の8ビットのテキストにも言霊は宿るんだよな。本音の代弁者として前和史のことは、全然嫌いじゃなかったし、俺そのものだったとは思う。
でも、だから、もう今後は、前和史としてなにかを語るのはやめにしようと思います。
最後に。
みんないつもコメントくれてありがとう。RSSリーダーにいれて長い間見てくれたひともありがとう、エロテキストで検索してくれたひともありがとう。メールくれたひともありがとう。リンクで紹介してくれたひともありがとう。もしかしたら、実際に俺のことを知ってるひとが見てたかもね、そんなひともありがとう。でも、気づいたら言えよな。こんな訳わかんないテキストブログに付き合ってくれてありがとね。
ネットでもリアルでもすれ違ったら、その時は、また話そうぜ。前和史によろしく伝えておくよ。
【おまけ】
最後になかのひと貼っとくは。
じゃあね。