とかく借り暮らしは寂しいものじゃけん。本来なら孤独という罰を受け入れなければならないのだろうが、凡夫である俺にはそれすらもこなせなかった。つうことで、久し振りにキャバちゃんに連絡をしてしまった。んで、かくかくしかじか、という話をしたら「じゃ、今から行ってあげる。カズくんさみしいでしょ?あたしも会いたかったし。。。」という話になった。
現状の彼女バレの原因を作った子と、また会うとはなんという業の深さだろうか。彼女は優しいのか、なんなのか。、、、たぶんこれは共依存、ってやつだ。おれは都合よく利用してるつもりで、結局もとの生暖かい泥沼に自ら戻った。彼女にしたってたぶんそうなんだよな。
「お互い好きならいいじゃん」という人もいるかもしれないけど、この関係性で傷ついた人がいる以上、適切な関係とはいいがたい気もするし。
、、、いや、これは欺瞞だな。
正直なところ、俺は俺の安寧しか考えていないからだ。誰かが“俺のせいで”傷つくのを見たくないだけだし。きれいごとだよ。そして、今回、キャバちゃんに連絡を取ってしまったのも、好きだからじゃないもんな。孤独を紛らわすためにすぎない。それは向こうも気づいてるはずなんだけどね。でも不適切な関係は一度はまってしまうと、いっそう抜け出しにくいのかもしれない。
ま、いいや。どっちにしろ関係性にキレイも汚いもねーし。それは受け取る側が判断することだろ。いまの俺にとっては、俺が感じる直近の孤独感のほうが重要な問題なんだ。やかましい。したり顔で安全地帯から俺様に説教ブッこいてんじゃねー。わかってるけど抜け出せないこの善悪ループの中にいるのは俺なんだよ。
で、結局、というか水が下に流れるがのごとく悪の道へ。夜に部屋にきたキャバちゃんと、飯も食いにいかずにそのままガンガンセックスしたよ。「カズくん、今日このまま寝てっていい?」っていうムード。
しかし、金曜の夜はこれじゃ終わらん。俺、深夜からガールズバーの子と飲む約束してんだよね。つうことでキャバちゃんにはお帰りねがった。もちろん正直には言わなかったけど。
さすがに怒ってたけどね。せっかく来たのに、帰すの?みたいな。でもしょうがなくね?19歳、平成3年生まれの学生とこれから飲む約束があんだぜ。すでにダークサイドに堕ちた俺にもはや死角はない。